ピグマリオンの教育内容

思考力の樹

人を憂うることを優しいと言い、優しい人は優れた人です。

 

ピグマリオンメソッドは、『心と能力を同時に育てる』というピグマリオン理論を基本にして作られた指導プログラムです。脳の90%以上が出来上がるという幼児期に正しい内容と適切な方法により指導し、思考力の基礎を築き上げます。

ピグマリオン学育は、幼児・小学生低学年の学育に驚異的な成果をあげています。

ピグマリオンメゾットを取り入れている進学塾の浜学園は、ここ数年間関西最難関中学校である、灘中学校合格者数日本一の実績を誇っています。

 

ピグマリオン幼児学育メソッド 心と知性の両方を創りあげる

幼児期の教育は、他の時期の教育以上に大切です。なぜなら、幼児期の子育てが心と能力の両面を育てるからです。人間は完全な 形で生まれてくるものではありません。生まれてから出会うさまざまな環境や人間関係の中から、自分が生きていくのに見合った心と 能力を身につけていきます。

「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、幼児期は「何に対して喜怒哀楽を感じるか」「何に価値を認めるか」「どのような 心と能力が育つのか」という、第一段階の心と能力の成立期です。

では、その大切な時期を、親としてどのように接し、過ごせばよいのでしょうか?その前に忘れてはいけないのは、幼児教育とは何かの手段として行うものではないということです。単なる学校教育の先取りや、 演習中心でテストの点数を取らせるための教育ではなく、「人間として」必ず身につけておかなければならない、心と能力を育てる 「人間教育」であるべきです。お稽古事や習い事、そして小学校受験のための学習も、それらを通じて心と能力を高める教育でなければ意味がありません。

わが子の人生を豊かにする能力を育成すること、それが幼児教育の本来の目的です。ただ単に「教える」ということは、「できる・ できない」の評価につながり、勉強嫌いの子どもを作ることにもなりかねません。子ども自身が生活の中で体験し、自ら学び、達成の 喜びを感じることができる教育であるべきです。

ピグマリオン学育メソッドは、子どもたちが持つさまざまな芽を引き出せるよう、長年幼児教育に関わった経験を基に開発しました。 脳の90%以上が出来上がるという幼児期に、正しい内容と正しい方法で一生役立つ思考力の基礎が育つように創られています。 独自のオリジナル教具やカリキュラムによる効果は、すべて長年の経験と実績に裏打ちされています。驚異的な能力の向上を的確に 創り出すピグマリオンメソッドを通じて、子どもたちの心と能力を育てるお手伝いができればと願っています。そして、子どもたちが 人間として豊かに育ち、未来と社会のために貢献することを信じています。

 

教える教育と学ばせる学育

高い知性を育てるためには、方法についても配慮が必要です。指導者から愛されている・大切にされているという気持ちが伝わらない指導からは、優しさ・思いやり・愛ある心が育つはずがありません。笑顔に満ち、落ち着いた心で指導されることにより、事実をありの ままに観察し、関係として観ることができる余裕ある精神が育ち、穏やかで優しさに満ちた知性(人間性)が生まれるのです。

教育には2つの方法があります。それは、教える方法と学ばせる方法です。つまり、教える側を中心とした教育と、学ぶ側を中心にした学育です。

● 「教える」教育法

教える教育は、ただ単に解答能力を付ける教育です。叱咤激励し、学ぶ側の不足を見つけて、不足分に注目して指導しようとします。 指導者が間違った部分を指摘し、その反動で生徒が感情的になり、不信感が芽生えます。その反動として、攻撃的になったり、自己弁解的 な性格になります。

解答能力をつける一番簡単な方法は、単に暗記させる、覚えさせることです。生徒の個性を理解せず、それぞれの能力の器を考える こともなく、わからなければ覚えなさいとばかり、暗記や解答のテクニックを教え込みます。このような方法では、生徒が苦痛を覚え、 勉強を嫌がるようになります。そうなると指導者もさらに叱咤激励し、教えようとするのですが、このような状態では逆効果です。

上下関係というのは、物の位置関係であり、人間関係ではありません。上意下達の有無を言わせぬ教え方では、指導者の自己中心的な 心を反映するので、生徒の心も荒廃してしまいます。

● 「学ばせる」ピグマリオンの学育法

低いレベルの問題なら、解答能力だけをトレーニングしている生徒でも、テストの点数で勝るかもしれませんが、高い能力を必要と するレベルになると、問題解決能力を持った生徒に軍配が上がります。ピグマリオンメソッドで学んだ子どもたちが、高学年になれば なるほどよい成績になっていくのは、問題解決能力をきちんと育成しているからでしょう。

ピグマリオン学育は、学ぶ側の達成部分を見つけて褒め、不足分にはその処方箋を考え、きちんと学べるために対策を立て、学ぶ側の 能力育成に努めます。

褒められると自信が湧き、学ぶ喜びが生まれます。そして人への信頼、生きる喜びが生まれ、優しさ、思いやり、友情、他者を受け入れる心が育ちます。70点取れば、取れない30点は不問にし、学んだことを褒めます。取れない30点は、その時点で理解できな かったもの、能力を超えるものであり、何点だろうとその時点での能力の限りの点数を取ったのです。そのことを褒め、不足分には処方箋を与えればよいのです。間違った問題をもう一度させる前に、間違った原因である能力の不足をトレーニングで育て、理解に必要な 能力の器を大きくしてから問題に再挑戦させます。間違ったことに対する不快感はないので、素直に問題に取り組めます。

 

人類の知性獲得の歴史

ピグマリオン学育メソッドは、人類の知性獲得の歴史に順じて習得できるよう体系的にまとめられています。教えるのではなく自ら学ばせるという方法で、3才から小2の子どもに適切な刺激を与えると、70~80%の子どもは小2~小3までに、小6までの カリキュラムを終了することができます。

知性とは、人類が創りあげた現実を認識する方法を体系化したものです。それは、指先→空間→図形→数論理→言語→社会性という 順番で認識能力を高めながら発達していきます。

ピグマリオン学育のカリキュラムには、1回のレッスン中に必ず①~⑤の能力開発を取り入れています。既存の教育法にありがちな 覚えさせることや暗記させるだけの指導は、高い能力を発達させるためには有害です。

では、どうやって高い能力を育成するのでしょうか。ピグマリオン学育の能力育成法を簡単に説明いたします。

 

指先能力の育成

● 握ること・つまむことの大切さ

サルと他の動物との違いは、物を握ることができるかどうかということです。一見してサルには見えない原始的なサル(アイアイや メガネザルなど)でも、サルならば物を握ることができます。しかし、サル以外の動物は物を握ることができません。しかも、指と指で 物を掴むことは、高等なサルにしかできないのです。そして、一番人間に近いといわれるチンパンジーでも、親指と人差し指で物を掴む ことができません。この親指と人差し指を対向させることこそ、人がサル以上の能力を育成する基礎となった能力なのです。それとともに、人間だけが進化させた能力である、目と手を協調させて使うという能力の向上が行われ、サル以上の進化を遂げる基となったのです。

● 指先の調整能力が未発達な子どもは、考えることができない

指先の調整能力が未発達な子どもは、学ぶ力が弱く、思考力や想像力も低いレベル(つまり、チンパンジーと同じレベルです)なので、 暗記したり、繰り返したり、覚えたりすることによって知識を増やすということになりがちです。そのため、まず「以前やったことがあるか」、 「それを覚えているか」という考えになります。つまり、新しい問題があっても、それを解決しようという意欲が育たないのです。

● 両手を使うことの大切さ

精神的にも知的にも自立していない子どもは、片手で物を処理しようとします。ボタンを留めるにしても、ズボンをはくにしても、片手 ではなかなか上手にできません。食事、鼻をかむ、ハサミで紙を切る、ひも通し、全て片手だけではできません。図形遊びの時に、片手で 物を置こうとする子どもは、今まで片手の生活をしてきた子どもだと考えられます。子どもが片手のみで物に さわる時、もう一方の片手はどうなっているのでしょうか。それは、親の手や体や服を握っているのです。そして、親とつながることに よって、肉体も精神も頭も親の一部となっているのです。物事は両手でしなければ上手にできないので、親が片手を貸して物事を処理 してきたのでしょう。つまり、肉体も精神も頭もまだ自立していないのです。自立する必要もなく生きていけるならば、いつまでも自立 できません。必要があるからこそ能力が育成されるのです。

指先の能力を高めるには、両手を使った遊びをさせることが大切です。目と手を協調させて物事を完成させるという経験と、両手の 関係の中で一つのことができあがるという事実が、生きていくための基礎となるのです。あらゆるものは関係の中で存在しています。 分断したり、部分だけを見ることは、正しい意味での「片手落ち」です。正しく物事を理解し行動するためには、片手落ちになっては いけません。両手を使うこと、つまり全てを使うことが必要なのです。能力を全開にして一つのことを成し遂げると、一皮むけた能力を 獲得していることが多いのです。

 

空間能力の育成

● 空間能力が思考力の枠を決定する

三次元空間の座標軸は、上下・前後・左右です。人間の目は情報を二次元で捉え、頭の中で三次元に再構成しているのです。つまり、 三次元空間把握能力は、人間が創った後天的な能力なので、放っておいて育つものではありません。しかし、旧来の教育では空間把握能力を 育成するという考え方が存在しなかったので、ほとんどの大人の空間把握能力は低いままです。また、単に教える・覚えるという教育には 空間把握能力や思考力は必要とされません。そして、大人が理解していないものは、子どもに教えることはできないのです。

知性の中に空間把握能力がないと、解答はできても問題解決能力は育ちませんし、日常の生活でも様々な形でそれが現れます。物を失くす、 こわす、ぶつかることが多い子どもは、空間把握能力や構成把握能力が低いことが多いのです。また、繰り上がりや繰り下がりの計算が できない子どもは、点描写が苦手です。構成把握能力が低いからです。

三次元空間能力が低いと、28+57、54-27、327+498、623-375、3486+2628、7426-4563などの 加減暗算を数論理的に理解できません。そして、見える現実を量的に把握することができないので、長さ・時間・かさ・重さ・面積などを 数量的に理解できないのです。

● 人間関係や社会性も三次元思考で

人間とは「人と人の間」と書き、人間関係の中にその本質があります。人間関係を理解し、良好に保つためには、三次元的知性や思考力、 つまり他者の心にまで配慮できる知性が必要です。認識能力や問題解決能力が三次元的になれば、人間性も広く豊かになります。ピグマリオン 学育教室では親子同席で学ぶのですが、子どもについてきて知らず知らずのうちに空間把握能力を育て、仕事が捗るようになり、役所で 出世したというお父さんもいました。

空間把握能力を伸ばすと、全教科の成績を驚異的に伸ばすことができます。並みの成績だった子どもが、いきなり学年で5番以内に入ったり、 通知表で1だった教科が5になったりという例をよく聞きます。単に点描写を毎日1題、2~3週間続ければ、視野が広がり性格も 落ち着いてきたという報告も多いのです。

 

図形能力の育成

● 図形把握能力が思考力を育てる

人はそれぞれ、この世というものをどのような捉え方で認識しても別にかまわないとは思いますが、人間が社会的な存在である限り、 やはり共通の認識を持つことが望ましいと言えます。人類は知的獲得能力の長い歴史の中で、最も現実に近い図形形態の捉え方として、 ユーグリッド幾何学を生みだしました。ユーグリッド幾何学とは、2000年以上前に確立された、空間と図形の学問です。

ですから、世界中の人間が学校教育も含め、現実の捉え方としてユーグリッド幾何学を自らの頭の中に構築する必要があるのです。 なぜなら、ユーグリッド幾何学が確立してから2000年以上経ちますが、それを超えて現実を図形形態的、空間位置的に捉える方法を 未だに見つけ出せないからです。

ピグマリオンでは、幼児期(2~8才)にユーグリッド幾何学の基本となる要素を学んでほしいと考え、カリキュラムを構築しました。 なぜなら、90%以上の脳が創りあげられる幼児期に、図形形態能力の土台となる能力が立ち上がるからです。ですから、小3~4年生 から図形学習を始める学校教育は、時期を失しているのです。

● どのような図形能力を育てるか

育てるという言葉は、創りあげるということです。種や要素から、環境を与えて生育させ、人類共通の認識レベルまで創りあげるのです。 図形能力は、人類がこの世を捉えるために考え、創りあげた能力ですので、後天的に自らの脳の中で創造するしか方法はありません。 例えば、円・三角形・四角形という図形も、頭の中に育てないと捉えることができないのです。つまり、自分の頭の中にある図形しか認識 できないのです。ですから、図形能力は幼児期にじっくりと育て上げてほしいのです。

学校教育では、図形の学習は小4~小6の内容になりますが、その年齢では脳の大半が出来あがってしまうので、根本的な能力となり にくく、単なる知識や技術に留まってしまうのです。

 

数論理能力の育成

● 数論理能力が思考力を高める

数学的思考力とは、空間位置把握能力と図形形態把握能力と数論理能力が総合されたものであり、現実を知的に理解する方法の体系的 能力です。全ての能力は、数学的能力に集約され、その土壌の中から花開くのです。そのためには、人類の知性獲得の歴史に準じて体系 づけられた多量の事実のみを、楽しく刺激するように子どもに与え、数学的知性や思考力を育て上げる必要があります。そこから、高い創造力が養われるのです。

さて、数論理能力の育成ですが、まずは1万までの数の認識と加減暗算能力の育成を通して、命数法・記数法をマスターします(特に 20までが大切)。長さ・時間・かさ・重さ・角度・面積・体積などの量の測定や計算は、1万までの数の認識と加減暗算能力の 発展応用問題にしか過ぎませんから、その後の学習がスムーズになります。

九九を指導する前に、掛け算の意味を加減計算を使って理解させます。10の掛け算から、5の掛け算→1の掛け算→2の掛け算→ 3の掛け算→9の掛け算→4の掛け算→6の掛け算→7の掛け算→8の掛け算の順番で、3ケタ×1ケタまでを指導します。さらに、 文章問題までできるようにしてから、九九の指導を始めます。3ケタ×1ケタの掛け算ができるのだから、1ケタ×1ケタの九九など 簡単にマスターできます。

ピグマリオンの掛け算指導は、同時に割り算、面積、倍数約数なども同時に学べるので、その後の学習がスムーズになります。さらに、 思考力教育として空間把握能力を育成しているため、立体図形・立方体と直方体の理解、空間上の位置や関数・グラフの学習がスムーズになります。

● 1万までの数の認識と加減暗算(命数法・記数法の確立)

● 1~3の数を理解する

1~3は、色・材質・長さ・かさ・時間・重さとは無関係に存在する概念であるということを理解させる

1~3の刺激 これは1です

1~3の比較 どちらが2ですか?

1~3の多少 どちらが多いですか?

1~3を聞く これはいくつですか?

● 4~5の数を理解する

4を2と2、1と3、5より1少ない数、5を2と3、2と2と1、4と1などと理解させる

しかし、5までは瞬時に把握できるようにする。お金も参考にする。5円・50円・500円・5000円

● 6~10の数を理解する

6は、3と3、5と1と理解させる

7は、3と4、5と2と理解させる

8は、4と4、5と3と理解させる

9は、3と3と3、5と4と理解させる

10は、3と3と4、5と5と理解させる

以上のように、1~5を使って6~10を理解する

● 11~20の数を理解する

ヌマーカステンという5進法で考える学具を使って、3~4歳児のうちに、1~20までの数の理解と加減暗算能力を育成可能

● 21~100・101~10000の数を理解する

ドット棒という10進法で考える学具を使って、4~6歳児のうちに、1~10000までの数の理解と加減暗算能力を指導し、 個・本・枚・束などの単位も指導

● それ以上の数を理解する

それ以上の数は、一・十・百・千・万・億・兆・京・・・・との組み合わせで、記すことができることを理解させる

 

言語能力の育成

● 言語能力と社会性が人生を豊かに、意味あるものにする

本をたくさん読んでも、それだけで言語能力は伸びません。思考力を高めると、他者とのコミュニケーションを求めて自然に本を読み だします。このときに、本当の言語能力が育つのです。高い知性を育てるためには、高い言語能力が必要です。そして、高い言語能力は 高い社会性を持っています。なぜなら、最も高い知性とは、社会性のことだからです。言語能力は、数学的思考力(空間・図形・数論理 能力)の表現技術に過ぎません。よって、数学的思考力の高い子どもは、国語の成績もよいのです。

● 空間能力・言語能力・社会性(性格)の関連図

空間能力 言語能力 社会性のレベル/性格
一次元 一人称 自己中心的性格
二次元 二人称 自分と接触するものだけを大切にする性格
三次元 三人称 自分に無関係なものにも考えが及ぶ優しい性格

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